特定非営利活動法人
NPO日本食育インストラクター協会


NPO日本食育インストラクター1級取得者インタビュー企画⑭:足立よしみさん

NPO日本食育インストラクター1級の資格を持つ、足立よしみさんは、地域の小学校でパートとして勤務する傍ら、精力的に食育ボランティア活動を続けています。子どもたちが食に対して「楽しい!」「知りたい!」と感じるきっかけを作ることに情熱を注ぐ足立さんに、その活動内容と、地域に根差した食育への思いを伺いました。


Q.なぜ食育活動を始められたのですか?
今の住居に引越し、知り合いもいなくて何か地域の事に参加したいと思い、区の食育ボランティアに応募しました。しかし、仕事の関係でなかなか参加できず、自分に出来る事をもう少し増やせたらと思い、食育の勉強も始めました。
子どもたちが小学校と幼稚園に入った頃、時間に余裕ができたことをきっかけに、食育活動を本格的に始めました。

Q.動機は「地域への参加」と「自分にできることを」だったんですね。現在取り組まれている食育活動の内容を紹介していただけませんか?
現在、メインに取り組んでいるのは、パート先の小学校の職員室前の掲示板を利用した食育活動です。具体的な活動として、子どもたちが好きな食べ物を選ぶ「食べ物人気投票」を実施することで、まず食に対する興味を引き出すことを重視しています。この投票は、子どもたちが5種類程度の食べ物の中から選ぶ形式で行います。

また、掲示板には、季節の食材や郷土料理に関する解説を月 2 回の行事として掲載しています。子どもたちが興味を持ちやすいように、食べ物の写真やイラストを使用するなどの視覚的な工夫を凝らしています。さらに、食材や料理の栄養や特徴に関する解説も加えることで、食文化への理解を深める機会を提供しています。
これらの活動を通じて、子どもたちが食に対する興味を持ち、学びのきっかけを得られたらと考えています。


〇〇ライス人気投票

Q.「掲示板」から始まる、子どもたちの食への興味喚起ですね。素晴らしい食育活動だと思います。その活動を通して、気づきや考えさせられたことなどありましたら教えてください。
「食べ物人気投票」では、子どもたちが積極的に参加してくれて、予想外の結果になることもあります。秋の果物投票では、「リンゴ」がダントツ1位なんですが、栄養価が高いとされる「キウイ」はまったく人気ないんです。国内産の材料調達の観点からは喜ばしいのですが(笑)。

また、子どもたちとの会話を通じて新たな発見が得られることが、活動の醍醐味ですね。当然と言えば当然なんですが、定番の「カレーライス」は人気ダントツ1位なんですが、意外と「ハヤシライス」が人気ないんだな~と感じました。見た目が同じなので、騙されたと感じる子もいるようです(笑)。
この活動を通じて、子どもたちの食への興味を引き出し、食材や郷土料理に親しむ機会を作れたらと思っています。


季節の食材のちょっとした解説

Q.食べ物人気投票の結果、予想外の食べ物とは?
秋の味覚きのこの投票で、なんと「なめこ」が一番人気なんです。ぬめりやコリコリなど食感が独特だし、スーパーでもよく見かけるし、手軽な食材なんですね。

Q.食育活動について、将来の展望など、お話しいただけないでしょうか?
まだまだこれからという感じなのですが、地域の食材を使った料理教室、食材の栄養や特徴についての講義、郷土料理の試食会、季節の食材をテーマにした展示やゲーム など、これらの活動を通じて、子どもたちが食に関する知識を楽しく学べる場を提供したいと思っています。


稲刈り後のわら干し

Q..最後に、プライベートについてもお聞きしてよろしいでしょうか?
夏の時期は暇さえあれば草取りです(笑)。 昨年より、2人目の子供も大学生になり、家族全体の生活リズムに変化があり調整中です。 今までの子育てを通しての経験を活かして、食事のマナーや家族一緒に食事をする大切さなどを伝えられる食育活動を進めて行けたらと思っています。

どうもありがとうございました。子どもたちの未来のために活動を続ける足立よしみさん。小学校での食育活動を通じた、今後さらなる新しい企画でのご活躍を期待しております。


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